市民を主役にした新しい公共施設。延岡駅前複合施設「エンクロス」、丸亀市市民交流活動センター「マルタス」

最新の文化を提供し、人々が文化に触れる機会を増やすことにより、「この地域には多くの可能性と活力がある」と思ってもらえることを目指し、CCCは市民を主役にした新しい公共施設を運営しています。CCCが手掛ける公共施設が、コミュニティ形成および市民の自主的活動の促進に中心的役割を果たし、都市の誇りと市民の幸福感を高める場となることを目指しています。

地域の縁をつなぎ、コミュニティを作る。延岡市駅前複合施設「エンクロス」

延岡市駅前複合施設「エンクロス」は、市民活動とBOOK & CAFEを軸にした賑わい施設です。2018年4月の開館以来、約650万人が来館し、市民活動や自主企画イベントは毎年約800回以上開催されています。施設名「エンクロス」には、延岡の「延」と人と人との「縁」を掛け合わせ、多くの出会いと交流が生まれる場所になってほしいという願いが込められています。

９つの特徴的な提案

「エンクロス」の運営を担う私たちは、延岡市と協力し、地域活性化を目指した9つのアイデアを提案しました。中でも、東九州最大のBOOK & CAFE、365日年中無休の運営、市民活動の支援、蚤の市や音楽市など賑わいの創出を目的とし、幅広い年齢層をターゲットとしたイベントや、地元学生や企業と連携した学びのイベントの開催といった取り組みが注目されています。また、空間設計にも工夫が凝らされ、市民が活動しやすく、居心地の良い場所を目指しています。

市民が主役の施設づくり

「エンクロス」で特徴的なのは、市民の声を取り入れた運営スタイルです。館内に並ぶ本は、市民ワークショップでの意見をもとに選定。例えば、DIYや手芸を楽しむ方々のために、作業スペース近くに関連書籍を配置するなど、活動を支える環境が整っています。また、オープンスペースでは、異なる分野の人々が交流し、新しいアイデアが生まれることが期待されています。将来的には、市民がまちづくりについて考え、市に政策提言するような場になることを目指しているとのことです。

受賞歴と評価

「エンクロス」を含む延岡駅周辺整備プロジェクトは、2020年度グッドデザイン賞の「金賞」を受賞しました。市民参加型のワークショップを通じて、新しい公共空間のあり方を形にした点が高く評価されました。
「エンクロス」は、単なる施設を超え、市民が主体となる新しいまちづくりのモデルケースとして、多くの注目を集めています。

延岡市駅前複合施設「エンクロス」：https://encross-nobeoka.jp/

未来の丸亀を担う一人ひとりの「一歩」を支援するまちづくりの拠点丸亀市市民交流活動センター「マルタス」

2021年3月、丸亀市役所新庁舎の隣にオープンした「マルタス」は、市民交流とまちづくりを支援する新しい公共施設です。私たちが指定管理者として運営し、丸亀市民が気軽に集まり交流を深めるための居心地の良い空間を提供しています。

「マルタス」の魅力的な特徴

365日利用可能な公共施設：朝9時から夜9時30分まで年中無休で開館し、いつでも自由に利用できる開放的な施設です。
香川県最大級のBOOK & CAFE：約10,000冊の本と約300席の座席があり、電源席やFree Wi-Fiも完備。好みの場所で読書やリラックスタイムを楽しめます。
子どもがのびのび遊べるキッズスペース：丸亀城を望む2階のキッズスペースでは、知育玩具や児童向けイベントで、子どもたちに学びと発見の機会を提供しています。
集中できる学習スペース：約80席を備えた市内最大規模の学習環境で、勉強に没頭したい方に最適な場所です。
多用途に対応する貸会議室と多目的ホール：少人数向けの部屋から最大200名収容のホールまで、幅広い用途で利用可能です。
市民活動を支える中間支援業務： NPOや市民団体の活動をサポートし、まちづくりに関する相談にも対応します。
日々開催される多彩な市民活動：館内では興味を広げる市民活動が毎日開催されるほか、館外ではマルシェも実施。新しい仲間やコミュニティが広がります。