
地域の魅力を伝える「武雄 旅 書店」/「武雄温泉駅観光案内所」
2022年9月23日の「西九州新幹線(武雄温泉駅~長崎間)」開業に伴い、その始発駅となる「武雄温泉駅」に2つの施設、「武雄 旅 書店」と「武雄温泉駅観光案内所」を一般財団法人武雄市観光協会からの運営委託のもとに、オープンしました。
両施設の共通コンセプトは「知らない魅力に出会う場所」。2013年から武雄市図書館の運営に携わり、武雄市の皆さまとともに歩んできた私たちだからこそ知る武雄市、そして武雄温泉駅から広がる西九州の魅力を届ける施設です。
“旅”にまつわる書籍を中心にそろえた「武雄 旅 書店」
「武雄 旅 書店」は、西九州各地の地域性や文化にまつわる本、旅のお供になる小説など、“旅”にまつわる本を約1,000冊展開する「BOOK & CAFE / BAR」スタイルの書店です。店内を囲む書棚は、西九州を知る・旅する・暮らす・まちづくりなどの9つのテーマを設け、さまざまな切り口で、より深く西九州の魅力を知ることができます。

カフェでは、「オリジナルブレンドコーヒー」や、佐賀県の特産品である嬉野茶と武雄市特産のレモングラスを使った「レモン緑茶」、「地酒」や「地ビール」などを、武雄焼や有田焼の器でお楽しみいただけます。この器は、気に入ったものがあれば両施設でご購入も可能です。

武雄市内で人気のパン屋のバゲットと、手作りハム専門店の生ハムを使ったオリジナルサンドイッチや、スイーツなどもご一緒に、新幹線の待ち時間や、旅のプラン作りの時間をゆっくりと過ごすことができます。
さらに、「武雄 旅 書店」は西九州のセレクトショップとして、本だけではなく、西九州でしか購入できない商品も幅広く展開しています。「食」「暮らし」「地域POPUP」の3つのテーマに沿って、お酒や食品、焼物や雑貨まで、西九州各地の魅力が詰まった逸品を取りそろえています。

地域住民と観光客が分け隔てなく交流を持てるコミュニティとしての役割も


「武雄 旅 書店」では、武雄市や西九州の「ヒト」「コト」「モノ」「カルチャー」「歴史」を知る・見る・触れる・体験できる場の提案として、地域住民の方も観光客の方も自由に参加できるイベントを実施しています。
イベントを通じて文化を体感できるだけでなく、地域住民の方と観光客の方が交流を持つことにより、それぞれが新たな視点で西九州の魅力に触れることを目指しています。
武雄市の魅力をより広く深く伝える「武雄温泉駅観光案内所」

「武雄温泉駅観光案内所」は在来線の改札を出てすぐ正面に位置しています。もともとあった「武雄市観光案内所」をリニューアルして開業し、CCCが運営しています。
入口の暖簾をくぐると、江戸時代中期、領主・武雄鍋島氏の専用風呂として造られた総大理石の見事な風呂「武雄温泉 殿様湯」の市松模様を継承したデザインの内装に、風呂桶などを活用して商品を並べるなど、温泉の街である武雄市の窓口として、観光客の皆さまをお迎えしています。

「武雄温泉駅観光案内所」では、レンタサイクルや手荷物預かりなどの観光案内所としての機能に加え、武雄市の物産の販売も行っています。また、隣接する在来線待合スペース中央のビッグテーブルには「武雄焼」の作品を展示するなど、ギャラリーとしても、訪れる皆さまにお楽しみいただいています。
私たちは今後も「武雄 旅 書店」と「武雄温泉駅観光案内所」を通じて、観光客の方や地域住民の方へ武雄市と西九州の魅力や文化をより深く感じてもらうご提案を続けていきます。