【学校総選挙プロジェクト】若者が期待する政党は「自由民主党」35.3%、「国民民主党」12.1%
CCCMKホールディングス株式会社
【学校総選挙プロジェクト】第5回「期待する政党」オンライン投票結果
若者が期待する政党は「自由民主党」35.3%、「国民民主党」12.1%
~ 期待する理由は政権・政策への具体的な評価が目立つ ~
CCCMKホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:髙橋誉則、以下「CCCMKHD」)は、これからの未来を担う中高生世代と政治・社会をつなぐソーシャルプロジェクト「学校総選挙プロジェクト」(https://youthvote.tsite.jp/)を取り組んでおり、若者世代の声を世の中に届け、社会が動くきっかけ作りをミッションとしています。
若者世代の声に耳を傾け、これからの時代に必要なルールや制度が積極的に議論される社会を目指す「学校総選挙プロジェクト」は、10代・20代の若者世代に対する投票啓発を目的に、年に一度「期待する政党」をテーマにオンライン投票を募っています。5回目となる今回は、2023年9月29日(金)~10月31日(火)まで投票を募ったところ、全国の10~29歳から3,277票の投票をいただきました。
■若者が期待する政党は、1位「自由民主党」35.3%、2位「国民民主党」12.1%、3位「立憲民主党」10.7%
「期待する政党」に約4割の若者が「自由民主党」(35.3%)に投票し、その理由として「雇用や景気面での安定性があると感じるから」「G7や各国首脳の広島訪問、韓国との急激な関係改善といった外交面で成果を上げているから」「物価の上昇と同じかそれ以上だけ、所得(手取り)も増えるようにして欲しいため、現状最も力のある自民党に期待しています」などを挙げています。
次いで「国民民主党」(12.1%)に投票した若者が多く、その理由として「賃金の見直しや給付金の支給対象を非課税世帯以外にも広げるなど、提言している内容が一般的な中流階級にも寄り添っているものだから」「国政政党の中で一番納得できる、かつ実現の可能性がありそうな政策を打ち出しており、玉木さんの雰囲気も良い」などを挙げています。
次いで「立憲民主党」(10.7%)が多く、「人数が多い中で女性の比率が高く、様々な視点から政策を立ててくれそうだと思ったから」「LGBTQ+の差別解消や選択的夫婦別姓の実現を目指しているから」などを理由に挙げています。続いて「日本維新の会」(10.1%)、「れいわ新選組」(9.8%)、「公明党」(5.2%)、「日本共産党」(3.4%)、「参政党」(2.5%)、「政治家女子48党/NHK党」(2.1%)、「社会民主党」(1.0%)、「その他の政党」は7.8%との結果となりました。
■「期待する理由」で頻出した単語は『政党』『政策』『自民党』
期待する理由をテキストマイニングにより分析したところ、「投票者全体」で一番出現頻度の高い単語は『政党』『政策』『自民党』となりました。得票数1位の「自由民主党」では『岸田』『与党』『小野田紀美』、2位の「国民民主党」では『玉木』『寄り添う』『減税』、3位の「立憲民主党」では『自民党』『野党第一党』『夫婦別姓』などの単語が目立ちました。
■【約3年の得票率推移】「自由民主党」は1位維持も減少傾向、「国民民主党」が順位伸ばす
第1回から各政党の得票率の推移をみると、「自由民主党」は第1回(2020年10月)から5回連続1位の得票率となっています。しかし直近2回は得票率40%未満と減少傾向になっており、今回は第4回(2022年7月)の39.6%から4.3ポイント下回る結果となりました。今回初めて2位となった「国民民主党」は、第3回(2021年10月)まで4位が続いていましたが、第4回(2022年7月)で3位、今回で2位と順位を上げています。第4回まで2位を維持していた「立憲民主党」は、第1回から第3回にかけて得票率を伸ばしていましたが、直近2回は11%台に止まり、今回初めて3位に順位を落としました。
【学校総選挙プロジェクトのコメント】
不動の2位が入れ替わり、各党の得票率にも変化が生じた投票結果となりました。「期待する理由」を細かく見ていくと、政権・政策への具体的な評価や、個別の議員への言及が過去4回の投票より目立っていました。今回は国政選挙の予定が発表されていないタイミングでの実施となったため、投票者の傾向として普段から政治に関する情報に触れている若者が多かったのではと感じています。
また、「期待する政党」の投票も5回目を迎えて実感しているのが、やはり"推し"へのコメントには皆さん熱が入ります。いくつかの政党では、期待する理由として頻繁に名前が挙がる議員や党首がいますが、その方たちへのコメントは長文だったり、具体的なエピソードが添えられたりしています。数字だけを見るとどれも同じ"1票"ですが、そうした声は数字以上の力を持っていると思います。そうした声がきちんと反映される政治の実現に期待します。
今回の投票結果の詳細や全政党の期待する理由は、学校総選挙プロジェクトのnoteに掲載しています。
【https://note.com/t_gakkou/n/n21422b2be32b】
【「期待する政党」に関する投票の概要】
■投票期間 :2023年9月29日(金)~10月31日(火)
■投票方法 :オンラインによる投票
■投票地域:日本全国
■投票対象:10~29歳
■投票数:3,277票
【「学校総選挙プロジェクト」概要】
■プロジェクト名:学校総選挙プロジェクト
■プロジェクトサイト:https://youthvote.tsite.jp/
■プロジェクト開始日:2020年10月13日(火)
■プロジェクト内容:「学校総選挙プロジェクト」は、CCCの創業意図「若者に新しい生活スタイルの情報を提供する拠点を提供していく」をアイデンティティに、これからの未来を担う若者が、これからの未来を生きていく糧となる新たな発見や考え方を共創していく「場」です。中高生から20代の若者世代に向けて、政治や社会課題から進学、学校など幅広い領域から、これからの若者世代に関わる課題をテーマアップし、その問題提起した課題についての中立的な情報と同世代が対話を深める場を提供します。WEBサイトで実際に「投票」することで、中高生世代の一人一人が主体的に関わり、意思表示できる機会を作ります。そして、中高生の「声」をまとめた投票結果のレポート記事や、有識者へのインタビュー記事などをnote上で掲載したり、オピニオンリーダーを迎えての企画や対話の場なども提供をしています。
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「学校総選挙プロジェクト」の活動を通して見えてきたZ世代の本音を、膨大なデータとリアルな対話から検証した書籍です。「Z世代×政治」「Z世代×ジェンダー・イクオリティ」「Z世代×環境問題」と、大きく3テーマに分けデータをグラフ化してわかりやすく解説しています。