CCCが起業・新規事業開発・販路開拓支援プログラムをサポートする 福島県浪江町のコワーキングスぺース「ナミエシンカ」が1周年を迎えました
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼COO:髙橋誉則、以下「CCC」)は、福島県浪江町と住友商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭誠之、以下「住友商事」)が推進する、起業家や事業者の支援を通じて、移住者や関係・交流人口の増加を目指す移住推進事業(起業人材支援事業)において、支援プログラムの運営に参画しています。CCCは福島県浪江町に創設したコワーキングスペース「ナミエシンカ」の運営業務、及び、「ナミエシンカ」を起点とした浪江町での起業や、新規事業開発から販路開拓までを支援するプログラム「シンメプログラム」の運営の一部を受託しました。このたび、2023年10月31日をもって「ナミエシンカ」が開所から1周年を迎えたことをお知らせいたします。
ナミエシンカ:https://www.namie-shinka.jp/
福島県浪江町(なみえまち)は、福島県浜通り(沿岸部)の北部に位置し、海、山、川に囲まれ、豊かな自然を誇り、大堀相馬焼やなみえ焼そばといった名産品でも有名です。平成23年3月11日の東京電力福島第一原子力発電所の事故による避難指示により、居住者は一時、0人となりましたが、平成29年3月の一部避難指示解除以降、徐々に戻ってきており、現在は約2,000人が居住しています。
■コワーキングスペース「ナミエシンカ」とは
「ナミエシンカ」は、22年10月にオープンしたメンバー制のコワーキングスペースです。隈研吾氏による高いデザイン性と可変性を兼ね備えた空間で、目的に合わせ、スペース利用やプログラム参加など、メンバーは全て無料で利用できる施設です。
■事業支援プログラム「シンメプログラム」とは
「シンメプログラム」は、浪江町での起業や新たな事業の成長を支援する「新芽プログラム(Sprout Program)」、スタートアップの創出や成長を支援する「神馬プログラム(Startup Program)」の2つのプログラムから構成されています。
CCCは、23年4月からコワーキングスペース「ナミエシンカ」の運営、及び、「新芽プログラム(Sprout Program)」の運営の一部を住友商事より受託しています。「ナミエシンカ」を通じて、浪江町での起業や、新規事業開発支援から、チャレンジする人同士の垣根を超えた事業共創まで、"進化"を支援するために役立つプログラムの提供や、浪江町に関わる多様な人々が集い、さまざまなテーマやチャレンジに向け、協働・深化していくコミュニティ創出に、共同で取り組んでまいります。
■「新芽プログラム(起業支援、新規事業開発支援、販路開拓支援メニュー)」について
起業家や地元事業者に向けて、CCCグループが保有するT会員約1.3億人(有効ID)のビッグデータやグループリソースを活用しながら、メンタリング形式で寄り添う商品開発支援や、TSUTAYA・蔦屋書店などの店舗を活用した特産品のPOPUPショップを通じて、浪江町の魅力を広く発信し、商品の販路支援を実施します。さらに、23年7月より「起業相談オンライン窓口」を開設し、起業を志す方々の事業プランや課題解決に向けた無料相談サービスを開始しました。また、「新規事業開発支援メニュー」も開始し、支援事業者を2社決定、10月よりメンタリングを開始いたしました。
CCCグループは、「ナミエシンカ」を通じて、浪江町のさまざまな事業を支援し、交流を生み、浪江町を活性化していくことを目指してまいります。
<「六本松 蔦屋書店」(福岡県)でのPOP UPショップ実施例>
CCCグループは、今期よりCCCグループが有する知的資本を活用した地方創生や地域活性化に向けた取り組みを推進しております。今回の浪江町での取り組みは、知的資本の中でも、CCCグループのリソースを活用した「プラットフォーム」×「データ」×「コンサルティング」を利活用することで、CCCグループ独自の視点を活かしながら、住友商事と共に、地元での起業や事業創出を目指す人々に寄り添うことで浪江町の活性化につなげてまいります。