オープンイノベーションプロジェクト「DATA DEMOCRACY DAYS」表彰結果のお知らせ
CCCマーケティング株式会社
~より良い豊かな暮らしにつながるライフスタイルの企画の創出を目指して~
CCCグループでデータベース・マーケティング事業を手掛けるCCCマーケティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:北村和彦、以下「CCCMK」)は、Tカードのデータに接する機会を広くオープンにし、より良い豊かな暮らしにつながるライフスタイルの企画を創出するオープンイノベーションプロジェクト「DATA DEMOCRACY DAYS」(以下「DDD」)の審査会を、4月21日に開催いたしました。
「DDD」は、"データは、人と世の中をより楽しく幸せにすることができるだろうか?"との問いをテーマに、新たな企画や事業、サービスの創出に興味・関心を持つ社会人、学生などに参画を募り、参加者自らがデータに接しながら企画を作り上げるプロジェクトです。
今回、「DDD」には305名の方々より応募をいただきました。その中から49名が選考を通過し、5日間のオープン日を活用し、新たな企画やサービスを立案いただき、審査会当日にプレゼンテーションを行っていただきました。この49名・20チームの中から、厳正な審査の結果、最優秀賞はタイトル「チョコバットはどこだ?」、優秀賞はタイトル「"中身"を見る婚活」、審査員特別賞は「しぇあくり」が決定いたしましたので、お知らせいたします。
【DATA DEMOCRACY DAYS 審査結果】
<最優秀賞>
■テーマ:チョコバットはどこだ?
■概要:買いたい商品や人気が高く品薄の商品を、一般消費者向けにはアプリ、メーカーには販売店検索サービスを提供する在庫検索サービス
■受賞者:土井悠哉さん、石鍋俊明さん、大賀鶴喜さん
■審査コメント:商品が見つからないという問題を解決するという視点や、ここに置いたら売れるのではないかという提案が、オンラインショッピングではなく実際の店舗へ行くモチベーションに繋がるもので、期待が持てるアイデアであり、新しいアイデアであった。
<優秀賞>
■テーマ:"中身"を見る婚活
■概要:オンライン婚活が普及する中、第一印象を容姿で判断すること無く、金銭感覚や嗜好性などその人の"中身"で判断することができる婚活アプリ
■受賞者:金山哲平さん、齋藤優太さん、西村宇貴さん
■審査コメント:個人の嗜好性をデータで合わせていくことは、今の時代だからこそできるマッチング。文化的な嗜好性だけでなく、嘘をつくことができないデータで人と人をつなぐことは今後重要なマッチングを支える重要な技術である。
<審査員特別賞>
■テーマ:しぇあくり
■概要:親子間の仕送りとして、購買履歴から親が好みそうな商品やTポイントを贈ることができるサービスで、家族の間のつながりをもっと生んでいく仕組み。
■受賞者:梅木遼さん、藤澤優さん、八幡諒さん
■審査コメント:人と人をつなぐすばらしい提案。日常生活のちょっとした思いやりと優しい気持ちが社会に広がってほしいと思わせる企画だった。
<審査員からの総括>
■村井純氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員長 環境情報学部 教授)
今回のDDDを通じてCCCの貴重なデータへアクセスすることができたことは、皆さんにとって貴重な機会になったと思う。一般的にマーケティングでは、マスや平均値を考えがちであるところ、小さい点や面白い点に目を付けていることに勇気づけられた。地域や個人のパワーや思いに目を向けていることが非常に良かった。今回のことをきっかけにデータを使った新しいアイデアを発展させてほしい。
■樋口知之氏(情報・システム研究機構 理事 統計数理研究所 所長)
第1回目ということで、データの扱いについて慎重であったことから、いろんな制約があって思うようにできなかったこともあると思う。今後は知恵を出しあってデータをもっと使えるようなDDDへと成長していくことを願っている。また東京にいると、ある種の典型的な問題を取り扱いがちだが、地方に行くと日本が抱える色んな社会課題がたくさんある。CCCのデータが都会だけではなく、地方を含めた社会課題の解決につなげてほしい。
■林千晶氏(株式会社ロフトワーク 代表取締役)
数字は力があるので、有意な差が見えると事業にしたくなるが、皆さんのプレゼンテーションを聞いて、新しい事業の可能性はリアルに困っている人が立ち上がってくることが力だと改めて感じた。1人の困った課題をどれだけ物語として広げていくのかが重要。
■板倉陽一郎氏(ひかり総合法律事務所 弁護士)
DDD参加の皆さんが、データを回して細かく分析したものが多いと思っていたが、マクロで傾向を掴んでいる企画と、詳細に分析する企画に分かれていたことがおもしろかった。賞受賞の有無に関わらず、皆さんの努力が伝わってくるイベントだった。
■庄司昌彦氏(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 主任研究員・准教授)
今回、発見することがたくさんあった。データの使い方として、マーケティングとして利用者を分析するものや、物を明らかにするアプローチ、お店がどこにあるかをキーにする企画などいろんな切り口があった。DEMOCRACY DAYSという高い目標を掲げてスタートしたが、人や社会をより良くするという志のもと、地に足がついた分析の企画が出てきたことが良かった。お互いに知らない人が集まって同じ時間を過ごして、良い関係ができあがった。今後もデータの面白さを感じながら価値を作っていくコミュニティができあがることを期待する。
■北村和彦(CCCマーケティング株式会社 代表取締役社長)
素晴らしい知恵やアイデアをいただくことができて嬉しく思っている。もう少し自由度や時間があればより良い企画もできたと思う。このDDDを1回のイベントだけに終わらせず、いろんなアイデアやデータの深掘りをしたければ、ぜひ弊社へお声がけをいただきたい。これをはじめに、CCCのデータをいつでも利用できる環境を構築し、DATA DEMOCRACY DAYSとして、市民権を得たデータの開放をしていきたい。
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本件に関するお問い合わせ
CCCマーケティング株式会社
広報担当:安藤
TEL:03-6800-4464