<2016年6月度のTポイント物価指数>前年同月比で0.56%、4カ月ぶりに上昇傾向へ

CCCマーケティング株式会社
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社

~全ての性年代で物価指数がプラスに。最も上昇したのは40~59歳・男性で0.66%~
http://www.cccmk.co.jp/tpi/


データベース・マーケティング事業を手掛けるCCCマーケティング株式会社(以下「CCCマーケティング」)と、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下「CCC」)は、東京大学大学院 経済学研究科の渡辺努研究室との共同プロジェクトとして取り組む、Tポイントのデータを活用した新たな物価指数「T-POINT Price Index(TPI=Tポイント物価指数)」(以下「TPI」)を発表しております。このたび、2016年6月度のTPIが出ましたのでお知らせいたします。


2016年6月度Tポイント物価指数のダイジェスト

●2016年6月度Tポイント物価指数(「TPI」)は、前年同月比で0.56%、4カ月ぶりに上昇傾向へ
TPIは、Tポイント提携先の「スーパーマーケット」「ドラックストア」「コンビニエンスストア」「外食チェーン」でTカードが関与した購買金額を使用しています。2016年6月度のTPIは0.56%となり、4カ月ぶりに上昇傾向へと転じました。業態別にみると、全ての業態においてプラスとなり、「スーパーマーケット」では前年同月比0.20%、「ドラッグストア」では0.38%となり、「コンビニエンスストア」は0.45%との結果となりました。

●全ての性年代で物価指数がプラスに。最も上昇したのは40~59歳・男性で0.66%
2016年6月度のTPIを性別・年代別でみてみると、全ての性年代において前年同月比がプラスとなりました。上昇率では大きい順に、40~59歳・男性で0.66%、40~59歳・女性で0.64%、60~79歳・男性および女性が0.62%、20~39歳・男性が0.49%、20~39歳・女性が0.36%となり、若年層の物価が上昇に振れはじめていることが分かりました。あわせて、前月比でみてみると、最も上昇率が大きかったのは、40~59歳・女性で0.91ポイント、最も上昇率が小さかったのは60~79歳・男性で0.43ポイントとなりましたが、前月比でマイナスに転じた性年代は一つも現れませんでした。


■日次指数 http://www.cccmk.co.jp/tpi/data1.html
■月次指数 http://www.cccmk.co.jp/tpi/data2.html

※「スーパーマーケット」「ドラッグストア」「コンビニエンスストア」の3業態から選択してデータを見ることが可能です。なお、「外食チェーン」は業態別で選択しての閲覧はできません。
※日次指数は3日前までのデータとなります。


TPIとは?



「消費者物価指数」(CPI:Consumer Price Index)は、経済動向を指し示す経済の体温計と呼ばれるものです。一方、TPIは日本全国のTポイント提携先を通じて日々蓄積される購買価格データをもとに集計した指数です。具体的には、日本全国で5,894万人(2016年5月末現在のT会員数(年間利用・Tカード保有・名寄せ))が利用し、日本全体の消費額の約2%にあたる関与売上6兆円超のTカードの購買データから得られる購買金額を、集約・集計・分析することで導き出された物価指数です。


TPIについて



現時点でTPIが使用しているデータは、Tポイント提携先の「スーパーマーケット」「ドラックストア」「コンビニエンスストア」「外食チェーン」でTカードが関与した購買金額を収集しています。 店舗エリアは、スーパーマーケットでは首都圏・九州、ドラックストアでは関東・関西・九州が中心、また「コンビニエンスストア」「外食チェーン」では全国となります。現時点のTPIの対象としている商品数(SKU数)は、約11万点、品目は580品目のうち191品目を活用し、総務省CPIを100%とした時のカバレッジは23.4%になります。TPIの計算には、消費税を除いた金額(税抜)を使用しています。また、特売商品は特別な考慮をしていませんが、前年と今年の両期に販売履歴が存在する商品は全てTPIの集計に活用しています。なおTPIの対象としている会員の数および取引金額・利用件数は未公表ですのでご了承ください。


TPIの特徴



TPIの特徴は、「1. 性別・年代別の物価指数」を見ることができることと、「2. 売値ではなく買値での物価指数」であることです。TPIの計算方法には、東大日次物価指数と同様のトルンクビスト方式を採用しています。この計算方式は、購買量の多い商品によりウエイトをかける方式で、物価指数を作成する手法の中では最も優れているとのコンセンサスが研究者の間ではあると認識しています。

【免責事項】
※この結果はβ版であり、今後予告なしに変更される可能性があります。
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※本指数の性質につき十分にご理解いただき、ご自身の責任により、本指数をご使用ください。
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※本指数を利用することから生じるいかなる債務(直接的、間接的を問わず)を負うものではありません。
※本指数に関して、その正確性、完全性、精度、信頼性などについていかなる表明および保証をするものではありません。
※本内容を許可なく無断転載することは固くお断りします。

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