愛知県小牧市の新図書館建設に関わる連携民間事業者に決定
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
株式会社図書館流通センター
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(代表取締役社長兼CEO:増田宗昭、以下、CCC)と株式会社図書館流通センター(代表取締役社長:渡辺太郎、以下、TRC)は、 CCCを代表団体とする「CCC・TRC共同事業体」が愛知県小牧市(市長:山下 史守朗)が建設する新図書館の基本設計にあたり、将来の指定管理者の視点でアドバイスを行う「連携民間事業者」として、公募型プロポーザルにより決定されたことについて、本日8月26日に発表がありましたのでお知らせします。
今後、「CCC・TRC共同事業体」は、小牧市とアドバイザリー業務契約を締結し、連携民間事業者として、新図書館の機能及び空間の提案を行ってまいります。
記
1.連携民間事業者
名 称 CCC・TRC共同事業体
所在地 東京都渋谷区南平台町16-17渋谷ガーデンタワー6階
2.連携民間事業者の概要
【代表者】カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)
設 立 昭和55年1月31日
代表者 代表取締役社長兼CEO 増田 宗昭
所在地 大阪府大阪市北区梅田二丁目5番25号
事業内容
「カルチュア・インフラを、つくっていくカンパニー。」をブランド・ステートメントとして掲げ、書店事業を中心としたエンタテインメント事業、Tポイントを中心としたデータベース・マーケティング事業のほか数々のネットサービスや新たなプラットフォームサービスを企画し、それらのプラットフォームを通じて新しいライフスタイルの提案を行っている。
平成25年度からは、佐賀県武雄市の武雄市図書館・歴史資料館を皮切りに、指定管理者という立場で新たな時代の図書館像を実現すべく、図書館事業にも着手、企画・運営を実施している。
【構成員】株式会社図書館流通センター(TRC)
設 立 昭和54年12月20日
代表者 代表取締役 渡辺 太郎
所在地 東京都文京区大塚三丁目1番1号
事業内容
書誌情報データベースTRC MARC(マーク)を作成・販売(全国公共図書館の8割で活用されている)他、選書資料提供・装備付図書納入、図書館運営受託業務まで、一貫性のある図書館支援業務を行っている。
公共図書館においては、平成8年に国内初の館内業務委託を開始し、現在全国各地で416館の受託(うち指定管理者として220館)の運営実績を有する(現在の小牧市立図書館の業務委託受託者である)。
学校図書館においても受託運営を進めており、学校図書館支援センターの設置など公共図書館との連携を提案している。
3.小牧市選定理由
審査については、CCC・TRC共同事業体ほか1者から参加表明があり、他自治体での実績や業務の理解度、提案内容の的確性・実現性・独創性、経済性等の観点から行った。
第一次審査では、他自治体での実績や経営状況などの業務実施体制について、参加表明があった2者ともに特に問題がなかったため、第二次審査の出席要請者に選定した。
第二次審査では、建設の基本コンセプトに合致した具体的かつ魅力的な企画提案内容が評価できるCCC・TRC共同事業体を最優秀者に選定した。
4.選定の経緯
7月1日 募集開始
7月24日 参加表明書等の提出期限
8月8日 第一次審査
8月18日 第二次審査
8月26日 連携民間事業者の公表
5.CCC・TRC共同事業体の提案概要
(1)利便性の向上、利用者の増加につながる提案
・原則365日開館、開館時間を午前9時から午後9時(又は午後10時)まで大幅延長
・ラピオ内にあるえほん図書館と互いを補完しあう関係として、新図書館の児童スペースでは児童書を中心とした選書を実施
(2)時代のニーズに合った図書館にふさわしい新たな付加価値の提案
・BOOK&CAFEを自主事業として導入、市民のコミュニケーションの場として機能させ、賑わいのある「場の提供」を実現
・利用者の自己実現欲求を刺激する「ライフスタイル分類」の導入
・書架配列や照明演出を効果的に利用した空間演出
・ラーニングコモンズの概念を内装設計のコンセプトに導入した学習スペース
(3)小牧駅周辺のにぎわい創出につながる提案
・小牧駅前から図書館までの利便性ある導線や視認性の確保
・ラピオと図書館利用者の相互送客を促すハード面・ソフト面の企画
(4)「ヒューマンスケール」をベースとした内装空間演出
・人が「居心地がよい」と感じる感覚的な空間認識を重視し、ただ書架を並べる、照明を設置するだけでなく、利用者が「居心地がよい」「気持ちがよい」と感じ、心から落ち着きや癒しを感じる空間づくり
6.アドバイザリー業務委託契約の期間
契約締結日~平成27年9月30日
以上